スコッチ・ウィスキーを代表するバランタイン。ブレンディングの技術の黎明と共に洗練されてきた極上の風味は現在に至るも圧倒的な存在です。 |
スペック |
【生産地】 イギリス、スコットランド 【生産者】 BALLANTINE'S 【販売者】 サントリー |
バランタイン |
奉公人ジョージ・バランタイン |
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スコッチ・ウィスキー「バランタイン」の祖であるジョージ・バランタインは、19世紀初頭にスコットランドに生まれました。
当時のスコットランドはイングランドの圧政下にあり、15世紀末から造られていたスコッチ・ウィスキーも非合法のものとされていました。
そうした情勢下でジョージ・バランタインは黙々と仕事をこなし、商人としての立ち居振る舞いを身につけ、麦などの穀物や、ワインやウィスキーなどの酒の知識を深めてゆきます。
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ブレンデッド・ウィスキーとバランタイン |
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ウィスキー解禁後のスコットランドでは、多様なウィスキーが造られており、ウィスキーを水増しするために安酒を混ぜることもしばしば行われていました。
アンドリュー・アッシャーの友人であったジョージ・バランタインは、このブレンデッド・ウィスキーの持つ可能性にいち早く気づきました。
1869年、60歳となったジョージ・バランタインは、商店の経営を息子に任せ、スコットランド最大の都市グラスゴーに移り住み、ウィスキーの卸売業を本格的に始めました。
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世界のバランタイン |
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ジョージ・バランタインの死から4年後、エディンバラの商店を継いだ長男のアーチボルト・バランタインは、エディンバラのメインストリートに店を移転。
しかし、20世紀に入ると、バランタインは一族経営の限界に直面するようになります。
経営者の交代は、バランタインの国際競争力を高めることになり、1930年代のアメリカの禁酒法時代も乗り越えることができました。
第二次世界大戦後は何度も経営企業の買収、統合が行われ、現在はペルノー・リカール傘下のアライド・ドメック社がバランタインの製造を行っています。
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バランタイン17年の誕生 |
バランタイン17年(1937年) |
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バランタインの代表銘柄である「バランタイン17年」は、バランタインを買収したカナダのハイラム・ウォーカー社のスコットランド進出を記念して、1937年に生み出されました。
プロジェクトリーダーは、バランタインの2代目マスターブレンダーであるジョージ・ロバートソン。
それからブレンディングする原酒を検討し、「魔法の7柱」と呼ばれる7種を選定。
そして「バランタイン17年」が市場に出ると、常に品薄になるほどの評判を呼びました。
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Amicus Humani Generis(1938年) |
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バランタインのシンボルマークは、紋章が用いられています。
バランタインの紋章には、4つのマークが配されています。
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